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ロックの部屋

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セミソニック

セミソニック『all about chemistry』~ギター・パワー・ポップ度★★★~

セミソニックはギターバンドに違いないのだけど、渇いたギターサウンドはどこかイギリスとは違う音だなと思ったらミネアポリス出身のバンドだそうな。ミネアポリスって何処?ということで調べたらミネソタ州なの?。だったら知っていました。ミネソタツインズという大リーグチームがあるから。しかし、ミネソタ州の街の名前も知らなかったなんて情けなか……(笑)

ミネソタはアメリカ合衆国の北東、五大湖のそばカナダと隣り合っている湖の綺麗な街だそうです。しかも、非常に寒いらしい。アメリカ合衆国の州のうちでも犯罪が最も少ない州だとか。私もカナディアン・ロッキーには行ったことがあるので、寒さが半端ではない事は知っています。

ロックをジャンル分けするのは、どうでもいいような事だけれども、音のイメージを掴むのにはとても便利。ギター・ポップとギター・パワー・ポップの違いなんてのも微妙です。ギター・ポップはより繊細でナチュラル、ギター・パワー・ポップは音に厚みがありより音圧があるロック。ギター・ポップはインディーズ寄りでギター・パワー・ポップは中庸。ギター・ポップはイギリスに派生しやすくギター・パワー・ポップはアメリカで派生しやすい。

セミソニックはまさにギター・パワー・ポップで、切なさや物悲しさといったものは、感じられません。けれど、馴染みやすくて分かりやすいメロディーに軽い乗りは楽しめるのです。全体的にやや大づかみなメロディーやリズム、アレンジはアメリカのバンドだなぁと思ってしまいます。

でも、「Act Naturally」なんてストリングスにピアノが美しいバラードもあるところなんか、寒いミネソタのバンドなのかなとは思う。

『all about chemistry』は2001年作のサードアルバム、ジャケットの試験管の液の色が3種類あって、日本盤が赤、ヨーロッパ盤が青、私が持っているのはオレンジでした。

セミソニックそこそこ良いバンドです。

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=908654


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